両建て取引における必要証拠金は、「MAX方式」により、売りポジションと買いポジションのうち、必要証拠金が多い方のみで計算されます。
ドル円を以下の条件で両建てした場合:
150円で1ロットの買いポジション
140円で1ロットの売りポジション
それぞれの必要証拠金は次の通りです:
買いポジション:150円 × 100,000通貨 ÷ 25 = 600,000円
売りポジション:140円 × 100,000通貨 ÷ 25 = 560,000円
→ この場合、必要証拠金は 買いポジションの60万円 となります。
ドル円を以下の条件で両建てした場合:
150円で 0.8ロット の買いポジション
110円で 1ロット の売りポジション
それぞれの必要証拠金は次の通りです:
買いポジション:150円 × 80,000通貨 ÷ 25 = 480,000円
売りポジション:110円 × 100,000通貨 ÷ 25 = 440,000円
→ ポジション数は買いの方が少ないですが、必要証拠金が多いため、買いポジションの48万円 が必要証拠金となります。